雲南省昆明の石林が消滅の危機、酸性雨が影響か

2006年4月13日
 雲南省に旅行に行けば、かならずといってもいいほどの観光ルートになっている昆明の石林が消滅の危機にさらされている。 
 石林は約6500万年前にできた石の景観で、林のように石が立ちそびえていることで有名。
 これら石の成分は炭酸カルシウムで、これが酸性雨と反応して、石膏となっていしまうという。その証拠に石林の表面は白くなってきているのが明らか。さらに、最近の調査で、年間0.1ミリの速度で表面が侵食されていることも分かっている。 
 背景には昆明での重工業の発達が影響しているとも言われている。
「エクスプロア広州」http://www.explore.ne.jp/news/article.php3?n=2621&r=gz