謎の頭骨、工芸品材料だった 中国農民が墓地で盗掘 

【北京13日志村治】中国甘粛省天祝チベット族自治県でまゆから上部が切り落とされたなぞの頭骨百二十一個が発見された事件で、頭骨は工芸品の材料として農民が墓地から盗掘したものであることが同省公安庁の調べで分かった。北京の大衆紙北京青年報新京報などが十三日伝えた。

 これによると、農民は墓地から盗掘した頭骨を別の人物に売却。頭骨を入手した人物は上部を切断して転売、残った頭骨下部を袋に入れて天祝チベット族自治県に捨てた。頭骨上部はさらに転売され、工芸品に加工され、売られていたという。公安当局は関係者を処罰する方針。

 百二十一個の頭骨は先月下旬、袋に入れられて放置されているのが見つかった。鑑定の結果、人骨であることが分かり、公安当局が経緯を調べていた。

北海道新聞http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060414&j=0026&k=200604149652 2006/04/14 09:44