2006年の西部計画経費は8700万元=財政部

2006-04-19 新華通信ネットジャパン
【北京18日新華網=楊維漢、李菲】 財政部行政政法司の担当者は先ごろ、中央政府は今年、大学生らによる西部ボランティアに対し、8700万元の経費を投じると発表した。政府は、この費用を1分(1元の100分の1)でも多くボランティアに支給し、生活上の各種問題を解決していく方針だ。

 西部計画の実施から3年が経ち、計4万人を超える大学生がボランティアとして西部地域に出向いた。2003〜05年、中央政府財政部が大学生ボランティアに充てた経費は2億3400万元に達した。経費の使い道は(1)大学生たちの生活手当(2)保険料(3)身体検査費(4)Eメールサービス料(5)西部計画の事業経費などだ。

 財政部はボランティアに対し、期間中の生活手当、交通手当を支給している。1人当たりの生活手当は基本的に毎月600元だが、チベット四川省甘孜州・阿ハ(※注)州・涼山州、青海省海南州・海西州・海北州・黄南州、雲南省迪慶州に派遣された場合は毎月800元が支給される。交通手当はボランティア学生の実家と派遣先の距離によって支給額が区分され、年1回支給される。

 また、ボランティア学生にとって、保険の存在は自己の権益にからむ重要事項だ。ボランティア保険は財政部が1人200元を目安に支給している。全国項目辧公室は、保険品目(損害保険、入院時医療保険など)と保険金額を一括に指定し、ボランティアを受け入れる自治体と同辧公室が共同で処理する。ボランティア学生の身体検査費は、財政部が一人当たり100元前後を目安に支給している。(※注:ハ=「土へん」に「覇」)(翻訳 金慧)(編集翻訳 西山奈央子)
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