チベット支援十余年 派遣幹部1900余名により62重点プロジェクトを実施

「チャイナネット」2006/04/11
10余年に及ぶチベット自治区(以下「チベット」と略)支援業務の実施は、自治区経済社会の急発展を促進し、チベット支援業務はすでにチベット経済発展の重要な力となっている。

チベット平和解放以降の55年間、共産党中央は一貫してチベットの発展を幇助し、全国発展の歩みに追いつかせることを根本的な方針として、一連の優遇政策を実施してきた。特に1978年の共産党第11期第3回中央全体会議以降、党中央は相前後して4回にわたるチベット業務座談会を招集し、チベット支援を強化してきた。

1994年、第三回チベット業務座談会において、全国チベット支援の戦略的方針が決定された。2001年に召集された第四回チベット業務座談会では、10年間と決定されていたチベット支援業務をさらに10年延長することが決定され、自治区全域の73県(市、区)すべてを支援範囲に組み入れた。この12年間に、30余の省、市、中央企業、50余の中央国家機関は、相前後して1900余名のチベット支援幹部を選別派遣し、青蔵(青海=チベット)鉄道など117プロジェクトを包括するチベット支援のための62重点プロジェクトを実施し、人材、プロジェクト、資金援助などを通じて、チベット経済社会の諸事業の速やかな発展のために、力強いサポート行ってきた。

同時に、共産党と行政幹部によるチベット支援業務を基礎として、教育、衛生、放送、テレビ、電信などのシステムに対しても系統的にチベット支援業務を行なっており、チベット支援従事者数は累計2828人に達している。幹部によるチベット支援、経済的チベット支援、人材によるチベット支援、技術によるチベット支援をリンクさせたメカニズムが形成されており、チベット支援分野は絶えず拡大し、その内容も豊富になっている。

第三回、第四回チベット業務座談会はチベット発展史上の二つの里程標と称され、特に第四回チベット業務座談会以降の5年間におけるチベットの発展は急速で、生活レベルの向上が最も速やかな5年間であった。総生産は12%以上の成長速度を維持し、農民、牧畜民一人当たりの収入も連続して二桁の成長を維持しており、自治区の社会経済はその歴史上最も安定して発展している時代となっている。
http://www.china.com.cn/japanese/230862.htm