省都及び大中都市間に高速旅客輸送交通網を構築

「チャイナネット」2006/04/14
先ごろ上海で鉄道部運輸局の蘇順虎副局長は、「国務院が認可した『中長期鉄道網計画』に基づき、わが国は省都及び大中都市間の高速旅客輸送交通網構築を計画している。本計画の具体的な内容は、旅客輸送専用線1.2万㎞、『四縦四横』鉄道高速旅客輸送交通網及び三つの地区の都市間高速旅客輸送システムで、客車の速度は時速200km以上である。『四縦』とは北京−上海旅客専用線、北京−武漢−広州−深セン旅客専用線、北京−瀋陽−ハルピン(大連)旅客専用線杭州−寧波−福州−深セン旅客専用線である。『四横』とは徐州−鄭州−蘭州旅客専用線杭州−南昌−長沙旅客専用線、青島−石家庄−太原旅客専用線、南京−武漢重慶成都旅客専用線である。都市間高速旅客輸送システムは環渤海地区、長江デルタ地区、珠江デルタ地区の都市間旅客輸送システムである。

新線敷設距離総延長は1.6万㎞で、西部の交通網の拡大を主体として西部交通網の枠組みを作り上げ、中東部交通網を改善し、地域経済の発展に対する適応能力を向上させる。第一に中国からキルギスウズベキスタンへの鉄道を新設し、中国とベトナムを結ぶ交通網を改善して、西北、西南地区から出入国の国際鉄道を開通させる。第二に太原市(山西省)−中衛市(寧夏回族自治区)などの鉄道線を新設して、西北地区から華北地区に至る新たな交通網を作り上げる。第三に蘭州(或いは西寧)−重慶(或いは成都)線を新設し、西北地区から西南地区に至る新たな鉄道網を作り上げる。第四に庫爾勒(コルラ)−格爾木(ゴルムト)、竜崗−敦煌−ゴルムト線を新設し、新疆ウイグル自治区から青海省チベット自治区に至る快速鉄道網を作り上げる。第五に西部に一部区域内の鉄道を新設し、西部鉄道網を改善する。第六に東中部鉄道網を改善する」ことを明らかにした。

知るところによれば、『中長期鉄道計画網』の発展目標は、2020年までに全国鉄道総営業距離10万㎞を達成して、混雑している幹線の旅客、貨物の分離輸送を実現し、複線化率、電化率50%を達成して、国民経済、社会発展の需要を満足させる輸送能力を確保し、主要技術装備を国際先進レベルに到達或いは接近させることである。

http://www.china.com.cn/japanese/231989.htm